書 名:場末の酒場、ひとり飲み
著 者:藤木TDC
出版社:筑摩書房
価 格:\756
図書館からの借本
東京の居酒屋探訪もの
どちらかというと今のものでなく、戦後の飲み屋の成り立ちがメインとなっています
分類として、戦後の闇市、高度成長の工場街、昔ながらの歓楽街の3つ
それぞれの物語が書かれています
で、身近なところで
闇市の飲み屋が集団で移動していったことは知りませんでした
組合方式って言うところが戦後直後っぽい
団結して開放され希望に満ちた感じで
それと、新橋のビル下の飲み屋街など、それとなくそういう場所は感じていました
一等地なのに整理されていませんもんね
でも、徐々にそういう個人飲み屋も、なくなっていくのが、現状
入店するには敷居が高いけど
そのなくなっていく、悲しさを記したのが本書となります
街の生い立ちの一面を知る、ということで有意義な一冊かと思います
【目次】
第一章
場末酒場を探して
第二章
露店換地の飲み屋
1 鶯谷南口・寛永寺通り立体交差脇
2 錦糸町・花壇街商店街
3 日暮里・初音小路
第三章
工場街の飲み屋
1 鐘ケ淵駅周辺
2 城南地区の工場街と酒場
第四章
色街の飲み屋…
1 大塚・三業通り
2 門前仲町・辰巳新道
3 浅草三丁目・旧十二階下
4 根岸・柳通り界隈
5 東向島・玉の井旧赤線地帯
第五章
今はなき場末酒場
1 池袋・人世横丁
2 新宿・彦左小路
3 中央線の消えた酒場
第六章
場末酒場の流儀
で、錦糸町に行ったとき、掲載されていた花壇街商店街に行ってきました
いかにも昭和的
子供のころなら、こういう場所に行くと人攫いにあう、と教えられた場所でしたw
夜の歓楽と昼の閑散、このギャップなんですよね、飲み屋って
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